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薔薇の塔で眠る姫君

👤 Sound Horizon 🎼 7th Story CD 「Märchen」 ⏱️ 9:00
🎵 5489 characters
⏱️ 9:00 duration
🆔 ID: 24551382

📜 Lyrics

「呪いと祝いの境界。 乙女が堕ちた闇。
深い微睡(まどろ)みの中。 」

「薔薇の塔、 眠る姫君。
君は何故、 此の境界を超えてしまったのか。
さぁ、唄ってごらん... 」

微睡みの 森に踊る
百の 孤独と
月影に 蝶は朽ちて
死の夢を 見る

【七の罪科(ズィープトゥ シュールト)】
野ばらに抱かれて 眠る理由(わけ)は―

水 浴びて 妃(はは)が 聴いたのは
身籠り 告げし 蛙(かわず)の声
お望みの御子が、一年 経たずに、
お生まれになるでしょう

歓びて 王(ちち)が 催したのは
姫(わたし)の 誕生 祝う宴
黄金の皿が 一枚 足りずに
事件は 起こってしまった...

【七の罪科(ズィープトゥ シュールト)】
恋も知らずに 死せる処女(おとめ)が
(ズィープトゥ シュールト)
野ばらに抱かれて 眠る理由(わけ)は――

「おおー、よくぞ参った」「よく来てくれました」
「お招きいただき光栄ですわ、陛下。
姫様へのお祝いに、美徳をお送り致しましょう」
「わたくしは美貌を」「それではわたしは富を」「では私からは―」
「あーら これはこれは、皆様お揃いで。
今宵もご機嫌 麗しいようで、結構ですこと。
おっほっほっほ!まったく、いい面の皮だね!」「失礼な!」

国中に散らばる、神通力を持つ
賢女達を全て、招いておきながら...
私だけ招かぬ 傲慢なる王よ。
祝いの宴席に 呪いを添えてやろう!

姫が抱く運命。 僅か余命十五年。
紡錘(つむ)にさされて、床に倒れて、死ぬがいい!

いいえ《十三人目の賢女(アルテローゼ)》よ。
不吉な言の葉、退けよう。百年。
死んだと見せて、寝台の上、唯、眠るだけ!

ならば、どちらの力が、(上回っているか、)
嗚呼、流る時のみぞ識る...

「十五年後が楽しみだねぇ、アプリコーゼ」「うふふ。どうかしら?」
「おっほっほっほっほ!」

朝と夜は 繰り返す。
望もうとも、望まざろうとも。
光陰は 矢の如く 過ぎ去り、
大樹にも 幾つかの年輪を刻む。
齢十五の朝を迎えることと なった、そんな私が...

【七の罪科(ズィープトゥ シュールト)】
野ばらに抱かれて 眠る理由(わけ)は――

「ドキドキだわ... 」

燭台の 揺れる 焔(ひかり)
仄昏い 闇を 照らす
石壁の 部屋を 廻り
古い 塔へ 上がる

狭い 螺旋型(ネジ)の 階段を上ると
部屋の中 独り 老婆が麻を紡いでいた

こんにちは、お婆さん。
ここで 何してるの?
「糸を取っておりますのじゃ」
じゃあ、それなぁに?
面白そうに、ぐるぐる 跳ね回ってる物!?

「あっ!... なに... んん... 」
「ひっひっひっひっひ... 」

「なるほど... それで君は、野ばらに抱かれたわけだね。
目覚めへと至る、口付けが欲しいのかい?
だが、残念ながら 私は君の王子様じゃない。
さあ... もうしばし、運命の相手は 夢の世界で待つものさ... 」

僕の 理想の 花嫁は
何処に 居るのだろう?
嗚呼 西も東も 北も南も
雨にも負けず 風にも負けず
捜したけれど 見つからない...
と 思ってた 矢先に
素晴らしい 噂を聞いた―

野ばらの 生垣に
抱かれた 白亜の城
空を望む 薔薇の塔
眠る 美しい姫君

嗚呼 唯 野ばら姫の 伝説(いいつたえ)を
聞いただけで 運命 感じた
彼女こそが きっと僕の
《捜し求めていた女性(エリス)》なのだろう
ならば どんな困難も
乗り越えてみせよう!

迷いの森の 霧が晴れてゆく
僕を 誘って くれるのか?
愛しい 姫のもとへ

棘の生垣が 口を開けてゆく
僕を 導いて くれるのか?
愛しい 彼女のもとへと――

燭台の 揺れる 焔(ひかり)、
微睡んだ 闇を 照らす。
石壁の 部屋を 飛ばし、
古い 塔へ 上がる。

狭い 螺旋型(ねじ)の 階段を上ると――
部屋の中、独り、乙女が横臥って(よこたわって)いた...。

「さぁ姫、心の準備は宜しいかな?」
「復讐劇の始まりだ... 」

予定調和な王子の接吻で姫が目覚めると、
役割を終えた野ばらは、立ち所に立ち枯れて朽ち果て、
長過ぎる午睡を貪っていた城の愉快な面々も、
何事も無かったかのように、彼等の愉快な日常を再開した。

【七の罪科(ズィープトゥ シュールト)】
気高き王女を 呪うなんて
(ズィープトゥ シュールト)
傲慢なのは お前の方よ!

「誰ぞ、アルテローゼを 捕らえよ!」「はっ!」
「もう二度と この国の土は 踏めぬものと 思え!」
「野ばら姫よ、忘れるな!置き土産に もう一つ 呪いをくれてやろう...。
フハハハ... ハッハッハ!アーッハッハッハッハ!」「来い!静かにしろ」

―そして彼女は、
生まれた姫を 森に捨てることとなる...。

「アレハ 転ンデモ タダジャ 起キナイ女ネ。 ウフフフフ!」
「御婦人方の 矜持(きょうじ)を傷付けると、恐ろしいことになるんだね」
「アラ、当然ヨ。 ウフフフフ!」

⏱️ Synced Lyrics

[00:11.85] 「呪いと祝いの境界。 乙女が堕ちた闇。
[00:16.71] 深い微睡(まどろ)みの中。 」
[00:19.94]
[00:28.18] 「薔薇の塔、 眠る姫君。
[00:30.72] 君は何故、 此の境界を超えてしまったのか。
[00:34.06] さぁ、唄ってごらん... 」
[00:35.99] 微睡みの 森に踊る
[00:40.09] 百の 孤独と
[00:43.87] 月影に 蝶は朽ちて
[00:48.10] 死の夢を 見る
[00:52.03] 【七の罪科(ズィープトゥ シュールト)】
[00:54.12] 野ばらに抱かれて 眠る理由(わけ)は―
[01:02.40]
[01:16.62] 水 浴びて 妃(はは)が 聴いたのは
[01:20.69] 身籠り 告げし 蛙(かわず)の声
[01:24.80] お望みの御子が、一年 経たずに、
[01:28.95] お生まれになるでしょう
[01:33.05] 歓びて 王(ちち)が 催したのは
[01:37.05] 姫(わたし)の 誕生 祝う宴
[01:41.25] 黄金の皿が 一枚 足りずに
[01:45.29] 事件は 起こってしまった...
[01:49.32] 【七の罪科(ズィープトゥ シュールト)】
[01:51.43] 恋も知らずに 死せる処女(おとめ)が
[01:57.44] (ズィープトゥ シュールト)
[01:59.69] 野ばらに抱かれて 眠る理由(わけ)は――
[02:07.43] 「おおー、よくぞ参った」「よく来てくれました」
[02:09.50] 「お招きいただき光栄ですわ、陛下。
[02:12.42] 姫様へのお祝いに、美徳をお送り致しましょう」
[02:15.63] 「わたくしは美貌を」「それではわたしは富を」「では私からは―」
[02:20.58] 「あーら これはこれは、皆様お揃いで。
[02:24.47] 今宵もご機嫌 麗しいようで、結構ですこと。
[02:28.26] おっほっほっほ!まったく、いい面の皮だね!」「失礼な!」
[02:32.50] 国中に散らばる、神通力を持つ
[02:36.43] 賢女達を全て、招いておきながら...
[02:40.57] 私だけ招かぬ 傲慢なる王よ。
[02:44.57] 祝いの宴席に 呪いを添えてやろう!
[02:48.86] 姫が抱く運命。 僅か余命十五年。
[02:54.04] 紡錘(つむ)にさされて、床に倒れて、死ぬがいい!
[02:58.85] いいえ《十三人目の賢女(アルテローゼ)》よ。
[03:00.85] 不吉な言の葉、退けよう。百年。
[03:04.90] 死んだと見せて、寝台の上、唯、眠るだけ!
[03:10.06] ならば、どちらの力が、(上回っているか、)
[03:12.97] 嗚呼、流る時のみぞ識る...
[03:17.71] 「十五年後が楽しみだねぇ、アプリコーゼ」「うふふ。どうかしら?」
[03:21.78] 「おっほっほっほっほ!」
[03:25.55]
[03:29.66] 朝と夜は 繰り返す。
[03:36.12] 望もうとも、望まざろうとも。
[03:41.93] 光陰は 矢の如く 過ぎ去り、
[03:44.82] 大樹にも 幾つかの年輪を刻む。
[03:47.57] 齢十五の朝を迎えることと なった、そんな私が...
[03:51.40] 【七の罪科(ズィープトゥ シュールト)】
[03:53.49] 野ばらに抱かれて 眠る理由(わけ)は――
[04:02.79] 「ドキドキだわ... 」
[04:05.02] 燭台の 揺れる 焔(ひかり)
[04:10.33] 仄昏い 闇を 照らす
[04:15.69] 石壁の 部屋を 廻り
[04:21.15] 古い 塔へ 上がる
[04:25.04] 狭い 螺旋型(ネジ)の 階段を上ると
[04:32.81] 部屋の中 独り 老婆が麻を紡いでいた
[04:41.40] こんにちは、お婆さん。
[04:44.33] ここで 何してるの?
[04:47.58] 「糸を取っておりますのじゃ」
[04:49.76] じゃあ、それなぁに?
[04:52.53] 面白そうに、ぐるぐる 跳ね回ってる物!?
[04:57.31] 「あっ!... なに... んん... 」
[05:00.53] 「ひっひっひっひっひ... 」
[05:03.80] 「なるほど... それで君は、野ばらに抱かれたわけだね。
[05:08.38] 目覚めへと至る、口付けが欲しいのかい?
[05:12.16] だが、残念ながら 私は君の王子様じゃない。
[05:16.25] さあ... もうしばし、運命の相手は 夢の世界で待つものさ... 」
[05:21.63]
[05:28.42] 僕の 理想の 花嫁は
[05:34.86] 何処に 居るのだろう?
[05:39.20] 嗚呼 西も東も 北も南も
[05:43.19] 雨にも負けず 風にも負けず
[05:46.46] 捜したけれど 見つからない...
[05:51.79] と 思ってた 矢先に
[05:53.84] 素晴らしい 噂を聞いた―
[05:57.49] 野ばらの 生垣に
[06:02.02] 抱かれた 白亜の城
[06:06.96] 空を望む 薔薇の塔
[06:11.46] 眠る 美しい姫君
[06:15.51] 嗚呼 唯 野ばら姫の 伝説(いいつたえ)を
[06:21.65] 聞いただけで 運命 感じた
[06:26.45] 彼女こそが きっと僕の
[06:31.33] 《捜し求めていた女性(エリス)》なのだろう
[06:33.18] ならば どんな困難も
[06:36.14] 乗り越えてみせよう!
[06:39.20] 迷いの森の 霧が晴れてゆく
[06:44.83] 僕を 誘って くれるのか?
[06:49.05] 愛しい 姫のもとへ
[06:51.88] 棘の生垣が 口を開けてゆく
[06:57.96] 僕を 導いて くれるのか?
[07:02.04] 愛しい 彼女のもとへと――
[07:07.63] 燭台の 揺れる 焔(ひかり)、
[07:10.98] 微睡んだ 闇を 照らす。
[07:14.25] 石壁の 部屋を 飛ばし、
[07:17.45] 古い 塔へ 上がる。
[07:19.58] 狭い 螺旋型(ねじ)の 階段を上ると――
[07:26.12] 部屋の中、独り、乙女が横臥って(よこたわって)いた...。
[07:33.01] 「さぁ姫、心の準備は宜しいかな?」
[07:37.21] 「復讐劇の始まりだ... 」
[07:39.35] 予定調和な王子の接吻で姫が目覚めると、
[07:43.46] 役割を終えた野ばらは、立ち所に立ち枯れて朽ち果て、
[07:49.02] 長過ぎる午睡を貪っていた城の愉快な面々も、
[07:54.22] 何事も無かったかのように、彼等の愉快な日常を再開した。
[07:58.24] 【七の罪科(ズィープトゥ シュールト)】
[07:59.62] 気高き王女を 呪うなんて
[08:04.67] (ズィープトゥ シュールト)
[08:06.13] 傲慢なのは お前の方よ!
[08:13.04] 「誰ぞ、アルテローゼを 捕らえよ!」「はっ!」
[08:15.43] 「もう二度と この国の土は 踏めぬものと 思え!」
[08:17.78] 「野ばら姫よ、忘れるな!置き土産に もう一つ 呪いをくれてやろう...。
[08:23.16] フハハハ... ハッハッハ!アーッハッハッハッハ!」「来い!静かにしろ」
[08:28.29] ―そして彼女は、
[08:29.95] 生まれた姫を 森に捨てることとなる...。
[08:36.08]
[08:42.69] 「アレハ 転ンデモ タダジャ 起キナイ女ネ。 ウフフフフ!」
[08:47.47] 「御婦人方の 矜持(きょうじ)を傷付けると、恐ろしいことになるんだね」
[08:52.59] 「アラ、当然ヨ。 ウフフフフ!」
[08:56.78]

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